株式会社JEXS
 ◆採用面接手法-将来ビジョン面談
    Future Visioning Interviewing

学生たちにとって就職後の世界は未知である。また、ゴーイングコンサーンで10年先、20年先のことを見据えて企業自身は将来像を描いているのが通常である。もちろん、実際には創業して30年を超える企業は少数派であり、40年働くビジネスマンにとって、1つの企業は生涯にわたるフィールドではない可能性も高い。それだけに将来を描くのは難しい。そして、ますます難しくなっている。

FV面談(Future Visioning Interviewing)では、段階的に将来を尋ねる。

それによって、構想力、意欲、ビジョン形成力、現状分析力、創造性など主にコンセプチュアル能力を探っていく。

いわゆる人気企業、大企業では、すぐに活躍してくれる人材よりも、長年かけて育てていき、企画運営し、事業構想していくような人材を求めていることが多い。こうした場合、業界の実情を適宜、情報提供しながら、学生という素人目線であっても、しっかりとしたビジョンを描いていける人材をほしがっている。

ここで重要なのは、受け売りではないのか、という点がある。

そこで、設問の仕方にバリエーションをつけて、事前に面接官に予備訓練を行なうことである。この面接手法はほとんど大企業が行なっているが、面接訓練としておこなっているケースはほとんどない。

学生たちの就職対策は高度化している。綿密に設問を分析し、アイデアを出し合い、シェアしている。そうした中で、学生たちの概念的思考力をしっかりと見定める技術を企業は磨かないといけない。

また、どのような選考基準をどの段階で設定するかも大事なことで、このようなビジョン形成力のチェックは比較的に後半でよいと考えられる。

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